りんごアップ

甘くおいしいりんごの見分け方

りんごの上のりんごちゃん おいしいりんごの見分け方 自然の環境で育ったりんごを探す
 
 見た目にもおいしそうなりんごは実際たべてもおいしいものです。全体が真っ赤なりんごを見ると食欲も湧いてきますよね。しかし、赤いからといっておいしくないものも存在します。それは、色つけをするためにりんごに袋かけをしたものや収穫してから天日干しで赤くしているりんごです。
このようなりんごは明るく色付きは良いですが甘味が劣ることが多いです。やっぱり自然の環境で着色されたりんごが一番おいしいのです。
これらとの違いはりんごの名前を確認することで簡単に見分けることができます。
無袋で太陽の光を浴びたりんごは一般的に名前に「サン○○」という愛称がついています。 
代表的なものは「サンふじ」です。
自然の環境で育ったりんごは多少の色むらはありますが、人工的に色付けしたものより格段に
おいしいものです。
 
 りんごのお尻
 おいしいりんごの見分け方  色付きを見る
 
 りんごの色付きは、全体的に赤くりんごのお尻の部分の青みが抜けているものがより甘味があるものが多いです。
この部分は太陽に当たりにくく温度が伝わらない場所なので、色付きをさせることは難しい箇所になります。
このため、お尻の部分まで赤くなっているりんごは甘くなっていることが多いのです。
 
ただし色付きは、部分だけで見るのではなく全体のバランスが綺麗で透明感があるものを選ぶことが
大事です。多少薄くても透き通った色をしているりんごはとっても美味しいです。
 
 
 りんごの蜜入り
おいしいりんごの見分け方 蜜入りりんごを見極める
 
 りんごの葉が太陽の光を浴びると光合成で、でんぷんとソルビトールを作り果実に運ばれます。
ソルビトールが大量に運ばれると余ったソルビトールが果実の細胞と細胞の間にたまります。これが蜜よばれている糖の一種です。蜜が溜まっている状態はりんごが完熟している状態です。
一般的に蜜が多いほどおいしいと言われていますが、
蜜自体は甘くなく美味しくありません。
おいしいりんごとは、ほどよく蜜が入っているものなのです。
このため、蜜の入り量を見極めることがおいしいりんごを食べるコツです。
蜜はりんごの中心から広がっていきますが、この蜜の量が全体の1〜2割くらいがベストの状態です。

ただし、品種によってはみつが入りにくいりんごがあります。蜜が入っていないからといって美味しくないとはかぎらないので注意しましょう。 あまり蜜が入らない品種 つがる、王林など。
 
 
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 おいしいりんごの見分け方 りんごの香りをかぐ
 
 りんごの香りは、アルコール類、エステル類、酸類等によって構成されています。りんご特有の香りはエステル類の種類と量できまりますが、熟したものほど良い香りがでます。りんご独特の香りをかいでおいしいりんごを選ん
でみましょう。
ただし、熟しすぎて発酵臭がするものはおいしくないのでやめておきましょう。 
 
 
 
 おいしいりんごの見分け方 りんごの大きさをみる りんごの大きさ
 
 大きいりんごは魅力がありますが、おいしいりんごを選ぶにはその年に栽培された大きさのなかで中ぐらいのものを選ぶのが一番よいです。大きすぎのものは大味であったり、小さすぎるものは甘味が足りないものもあります。とは言えその年の中ぐらいのものといっても作っている場所も違えば品種で大きさも違います。
スーパーなどで売られているものは同じような大きさに選果されているのでお客さんが選ぶのは難しいと思います。
当園では、りんごを選果する際にりんごの大きさを厳選し出荷していますので
大きさが気になるということであれば御用達ください。
 
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 おいしいりんごの見分け方 りんごの重さを持って確かめる
 
 重さは同じ大きさのものと比較して重いものが実が締まっていておいしいものが多いと言えます。
蜜の多い少ないを確認するのも重さを目安にするとよいでしょう。